スタッフブログ

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動画プラットフォームの動向について

2021年は動画プラットフォームにおける大きな変容があった年となりました。各SNSでTikTokに対抗するプラットフォームが現れ、Twitterではフリート、Instagramではリール、YouTubeではYouTubeショートという機能が追加されていきました。
また、特にYouTubeでは所謂「切り抜き」と呼ばれる動画が流行し、生配信動画を切り抜いて1つのトピックスに焦点を当て、それと共に発信するインフルエンサーにも注目される年となりました。

短尺動画について

TikTokは短尺動画における世界で最も大きなプラットフォームです。
各国でTikTokの視聴禁止等が叫ばれる等の騒動はあったものの、依然としてアメリカやインドといった国で視聴が多い傾向が続いています。
それに対抗する形として、様々なSNSでも短尺動画を投稿する機能が追加されていきましたが、ユーザー側としては短尺動画はTikTok、配信や長い動画はYouTube、テキストではTwitter、写真ではInstagramという構図を大きく変えるまでには至っていません。
しかしYouTubeではショートファンドによってショート動画制作者に対して報酬が分配されたり、YouTubeショートのベータ版が開始しYouTubeアプリでショート動画の作成ツールが利用できるようになったりと注力されており、2022年に大きな変動が見られる可能性もあります。

切り抜き動画について

最も有名な形としてひろゆき氏(https://www.youtube.com/c/hiroyukix)が配信した長尺の動画を切り抜くチャンネルが多数見られました。ひろゆき氏に対して投げ銭機能を使い質問をし、ひろゆき氏がその投げ銭によって質問された内容に回答をしていく形の配信に対し、その1つの質疑応答を切り抜いて発信するという形が広まりました。
こういった形をはじめとして、武井壮氏(https://www.youtube.com/user/so1054)や、本田圭佑氏(https://www.youtube.com/c/keisukehonda)など、各業界における有名人も生配信に対して投げ銭機能を利用した質疑応答形式が受け入れられるようになりました。
その発信力はとても大きく、そこで発信した内容がネットニュースとして掲載されるなど非常にインフルエンサー側の言葉に注目が浴びるようになりました。

短尺動画や切り抜き動画における共通点

どちらに関しても言えることは時間の効率化です。現在、検索に最も使われるのがGoogleですが、次に使われるのがYouTubeとなっています。
YouTubeで情報を得ることが当たり前になっている時代であり、いかに短い間に濃い情報を得られるかということが鍵となっています。2022年以降は動画においても時間の効率化という点に注目しておきたいところです。

マーケティングにおける動画プラットフォームの活用方法

短い動画で有益な情報を発信することが重要な為、まずは動画で有力な情報発信源であることを認識してもらう必要があります。
商品の紹介をするにしても一方通行的ではなく、インフルエンサーに商品を提供した上で正直な意見を言ってもらったり、購入者のレビューを紹介する等客観的な情報が必要となります。その上で自社アカウントから発信すると有力な情報発信源として認められやすくなります。商品に関しても説明書を読むことが面倒であると感じられる人もいる中で、組み立てが必要な商品に対して組み立て方法の動画やメンテナンスの方法を発信していくと良いでしょう。
また、無形商材を取り扱っている場合は、情報の一部を公開したり、業務の紹介を行うなどで発信することも可能です。

短尺動画の活用事例 岡野タケシ氏(https://www.youtube.com/channel/UCl8E6NsjN979gbMBdztF48g)は、法律事務所という無形商材を取り扱う点において、エンタメ要素を取り入れながら短尺動画で質疑応答をして情報を発信しています。
法律に対する知識に基づき、視聴者からのコメントに対するアンサーを行うことで客観的かつ有益な情報を発信しています。こういった情報発信を行うことで集客にも繋げることができています。動画は残しておくだけでも宣伝効果がある為、適切なタイトル付け等を行うことで集客に繋げられるようにしておきましょう。